「憲法そもそも論」はじめの一手!-TBSラジオ荻上チキSession-22(2013年05月08日)

http://www.tbsradio.jp/ss954/2013/05/20130508-2.html

「どうなる憲法改正」木村草太さん(首都大学東京准教授)と考える(ポッドキャスト配信)

http://podcast.tbsradio.jp/ss954/files/20130508main.mp3

改憲については、日本の改憲要件って厳しいとか、他国の改憲回数を取り上げているが、改憲回数を比較することは意味がない。

ドイツでは国会法、内閣法のレベルでの改憲がちょくちょく行われている。また、ヨーロッパのEU化で、各国が憲法を変える必要があるため、そこでは改憲が行われる。

一方、軍事クーデターなどによって改憲する例もある。

改憲限界をどう考えているかもそれぞれでも、単純に回数を比べることは意味がない。(ドイツ・フランスなどは、憲法で人権や統治機構などの一定の事項について改正を条文で禁止している例がある)

なお、諸外国には改憲要件が厳しいケースもある。

よって、単純に改憲回数を比べることは意味がない。

書き起こし

http://radiotalkrecording.blog.fc2.com/blog-entry-138.html

(参考)
定跡を超えてゴキゲンに勝つ! ―中村太地×木村草太(棋界×憲法学界) 【前篇】頂点(てっぺん)は、どこか-NHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」(2012.10.25)

http://dilemmaplus.nhk-book.co.jp/talk/1507


定跡を超えてゴキゲンに勝つ! ―中村太地×木村草太(棋界×憲法学界)【後篇】頂点(てっぺん)が、みえた-NHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」(2012.11.05)

http://dilemmaplus.nhk-book.co.jp/talk/1731

木村  なんていいますか、だいたい経歴も似たような人が多い。私が卒業したところも、結構な数の学生・OBが司法試験に受かりますけれど、「まぁこの人は裁判官になるだろうなぁ」と思うような男性・女性の方が本当にそのとおりに裁判官になったりする。そういう方たちの議論の癖というものはやはりあって、普通のことをしっかりできるというのが裁判官の基本なんですね。だから、誰も考えないような法律論を展開するタイプの人は裁判官向きではないとも言えます。逆に言うと、「将来、法学者になるのではないだろうか」というような人間は学生のときからなんとなくわかって、実際に学者になっていきます。そういう学生は、何か他と議論の仕方が違っていたり、相手にくってかかっていくくらいの、自分なりの視点を持っていて、わからないことをとことん追及したいというタイプです。それは、知識の豊富さや語学力とは全然違う次元のことなんですね。