https://www.sakigake.jp/news/article/20260815AK0001/
愛国心という発言が今も引っかかっている。他者に不快、嫌悪の情を催させる方法で公然と国旗を傷つける行為を処罰する日本国旗損壊罪法が13日、施行された。先月閉幕した特別国会での審議の過程で、提出者側の与党議員が「成立を契機に愛国心も醸成される」と答弁した
文字通りに国を愛する心と解釈すればいいのだろうが、違和感を拭えない。強権的な国会運営から、慕うべき対象を国ではなく現在の政治体制と位置付けているとの印象を受けたからだ
愛国心は愛郷心の延長線上に存在すると考えている。生まれ育った土地への親しみは法律によって培われるものではない。身近な集落や地域に始まり、市区町村や都道府県、国全体を誇りに思う心情は日々の暮らしを通じて養われていくのではないか
きょうは終戦記念日。為政者が「お国のため」と異論を許さず国民に滅私奉公、自己犠牲を強いた時代があった。無数の尊い命が戦地で国内で、望んでいなかったであろう最期を迎えた
昨年10月の高市政権発足以降、台湾有事発言や非核三原則見直し論の浮上、防衛費増額方針などの近隣諸国を刺激し警戒を高めさせかねない動きがやまない。愛国心を大義に掲げ、再び国民生活が抑圧される事態になりはしないかと気持ちが暗くなる
県教育庁は本年度、第2次世界大戦までの戦争の痕跡を示す「戦争遺跡」の調査を始めた。歴史の証人が語る古里の現実と向き合い、続いてきた平和の意義を考えたい
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