1票の格差 大法廷に回付 16年参院選訴訟 - 毎日新聞(2017年3月22日)

http://mainichi.jp/articles/20170323/k00/00m/040/127000c
http://archive.is/2017.03.23-000308/http://mainichi.jp/articles/20170323/k00/00m/040/127000c

1票の格差」が最大3.08倍だった昨年7月の参院選法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、二つの弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は22日、審理を大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)に回付した。最高裁憲法判断が必要な場合、裁判官15人全員による大法廷で審理する。
昨年7月の参院選都道府県を単位とする区割りを見直し、「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区が行われるなど最大格差が4.77倍だった前回13年選挙より格差が縮小した。全国の高裁・高裁支部違憲状態が10件、合憲が6件と判断が分かれていた。【島田信幸】