少女連続刺傷 家裁送致決定 「医療少年院が最良」-東京新聞(2013年3月13日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130313/CK2013031302000150.html
http://megalodon.jp/2013-0313-0920-06/www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130313/CK2013031302000150.html

(さいたま地裁での裁判員裁判)
この日の決定理由で田村裁判長は、悪質な動機は、少年の広汎性発達障害や家庭環境と直結しているとして、刑事処分の根拠とすべきでないと指摘。「治療のためには少年刑務所より医療少年院が有効であることは明らかで、保護処分は再犯を防ぐ社会の要請にもかなう」と述べた。
弁護側の柴野和善弁護士は決定を受け「少年には裁判長の言葉をしっかりと受け止めてほしい。裁判員の方は難しい決断だったと思うが、少年の将来を真剣に考えてくれたと思う」と評価した。
検察側は「障害がある少年という特異な審理に取り組み、熟慮を重ねた末の判断であると受け止めている」とコメントした。