(政界地獄耳)猪瀬元都知事が自民都連の闇にメス - 日刊スポーツ(2016年7月7日)

http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1674481.html
http://megalodon.jp/2016-0707-2149-58/www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1674481.html

★前都知事舛添要一は公私混同疑惑やぜいたくな外遊などが指摘され辞職に追い込まれたが、同時に都議たちのぜいたく外遊も指摘され、リオ五輪の議員視察は中止になった。有志のリオ行きを模索しているようだが、都議会や都庁が伏魔殿であることは今までも言われてきた。しかし、ついに満を持して元知事・猪瀬直樹がネットでこの複雑怪奇な都議会自民党にメスを入れた。
★猪瀬は「内田茂自民党都連幹事長は既得権益の権化として都議会に十数年君臨してきた。都議団幹事長は軽量でいつでも首を差し替えることができる。名称が似ているが非なるもの。内田茂都連幹事長は正式に増田氏に出馬を要請していない。勝ち馬に乗るために慎重に様子をうかがっているためだ。同時に増田氏を立てて小池降ろしを画策している。自民党都連会長は石原伸晃だが、会長は帽子で国会議員や都議会議員の公認権は都連幹事長の内田が握っている」と論調は明快。
★続けて「僕が副知事に就任するにあたり議会承認が必要だったがラインを渡さない無任所とされた。副知事就任の直後に千代田区に建設が予定されていた参議院議員宿舎をつぶした。千代田区基盤の内田は激高した。そのため僕が都知事に出馬した際、ポスター2万枚が送り返されてきた。貼ってやらないというのである。ちなみに僕は自民党の『推薦』ではない。舛添氏は『推薦』の傀儡(かいらい)政権だった。問題はメディアである。都庁記者クラブは社会部で若い記者の通過場所で深堀がない。都庁の人事情報などを入手するため内田詣でが慣例となっている。おそらくメディアはこれから小池氏のあら探しを始めるだろう。内田の思うつぼになることもわからずに」。こんな世界が東京に残っているなんて。ますますメスを入れる必要がありそうだし、前岩手県知事・増田寛也は傀儡のイエスマンとして呼ばれたのだ。驚いた。(K)※敬称略

(参考)
「次期都知事も都議会によって潰される?」週刊SPA!6月28日/7月5日合併号