「宮野森小学校」校歌披露式 加藤 登紀子さんが歌唱指導 - FNN Local(2016年2月12日)

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宮城・東松島市の野蒜小学校と宮戸小学校が統合し、2016年4月、新たに「宮野森小学校」が誕生する。12日、新しい校歌が披露され、作詞と作曲を担当した歌手・加藤 登紀子さんが、子どもたちに直接、歌唱指導を行った。
加藤さんは「たくましい、自然と一緒になって、自然の力をたくさん体にもらって、大きくなってほしいなと思って、この校歌を作りました」と話した。
12日、東松島市で開かれた「宮野森小学校」の校歌披露式。
宮野森小学校は、東松島市の野蒜小学校と宮戸小学校が統合し、2016年4月に誕生する新たな小学校。
校歌の作詞と作曲を担当したのは、歌手・加藤 登紀子さん。
校歌のタイトルは、「森はともだち」。
復興支援の一環として、校歌の制作を引き受けた加藤さん。
野蒜小学校は、東日本大震災津波で校舎が被災し、全校児童131人は、今もプレハブの校舎で授業を続けている。
また宮戸小学校も、震災の影響で過疎化に拍車がかかり、児童数が減少。
現在、全校児童は18人しかいない。
加藤さんは「(児童)1人ずつが、まだ種たちで、魚、鳥と木と同じように、メキメキと育っていく、小さな命だということ。飛び跳ねるような生命力をいっぱい持っている。それがわき立つような校歌にしよう」と話した。
震災で傷ついた古里を、未来を担う子どもたちに大切にしてもらいたい、加藤さんは、校歌にそんな思いを込めている。
児童は「宮野森小学校の校歌を作ってくださり、ありがとうございました。4月になったら歌うので、元気いっぱい歌いたいです。これから大切に歌っていきたい」と述べた。
児童は、「新しい1年生に、この校歌は、どこの小学校よりも、すごいと教えたい」、「野蒜と宮戸が両方混ざっているから、良いと思った」などと話した。
加藤さんは「みんなが集まって歌ってくれて、本当に楽しかった。思い出をありがとう」と話した。
多くの人の思いとともに、「宮野森小学校」は2016年4月に開校する。