1票の格差:13年参院選は「違憲状態」…最高裁判断-毎日新聞(2014年11月26日) 


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(魚拓)
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最高裁参院選違憲状態と判断するのは、10年選挙に対する12年判決に続いて2回連続。一方で「選挙までに不均衡を是正しなかったことが国会の裁量権の限界を超えたとはいえない」と述べ、選挙無効の訴えは退けた。裁判官15人のうち11人の多数意見。4人が「違憲」との反対意見を述べ、元内閣法制局長官の山本庸幸裁判官は「一部の選挙区は違憲で無効となる」とした。最高裁裁判官が無効意見を述べるのは参院選では初めて。合憲とした裁判官はいなかった。

◇判決骨子

  • 13年参院選の投票価値の不均衡は、「4増4減」の法改正後も違憲の問題が生じる程度の著しい不平等状態にあった
  • さらなる法改正をしなかったことが、国会の裁量権の限界を超えるとはいえず、憲法違反とまではいえない
  • 一部の選挙区定数の増減にとどまらず、都道府県を選挙区単位とする現行方式を改めるなど、できるだけ速やかに立法措置により不平等状態を解消する必要がある