【政界地獄耳】セクシーダンス懇親会「公費出ていない」と言うが… - 日刊スポーツ(2024年3月12日)

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202403120000044.html

★やはり自民党の倫理観がずれているのではないか。党の女性局長・松川るい今井絵理子らが昨年7月、パリに38人の大視察団を編成したものの、多くの議員が観光気分の写真をネットにアップし大きく批判された。その事態に松川は辞任。ネットでは松川をエッフェル姉さんと呼ぶまでの騒ぎに。また同視察で観光気分を満喫していた、22年の参院選岩手選挙区で初当選した広瀬めぐみは不倫騒動が報じられたばかり。こちらは「チョメ姉さん」と呼ばれているそうだ。

★昨年11月18日と言えば、東京地検特捜部が安倍派などの事務方の任意聴取を進めていると報じられた日。党本部青年局の国会議員や近畿2府4県の若手地方議員、党関係者ら約50人が参加した青年局近畿ブロック会議後の懇親会という名の、らんちき騒ぎを多くのメディアは「過激なダンスショー」とか「セクシーダンス懇親会」などとおとなしい表現だが、実態は参加者が下着姿のダンサーに口移しでチップを渡したりとやり放題。参加していた藤原崇(衆院岩手3区)、中曽根康隆(群馬1区)両衆院議員が党青年局の役職をいずれも辞任。前参院幹事長・世耕弘成の元秘書で自民党和歌山県連青年局長としてこの懇親会を企画した県議の川畑哲哉は「本年度(の懇親会)は多様性、ダイバーシティーというところをしっかりとテーマに」としていたが11日、離党届を提出した。

★8日、自民党幹事長代行・梶山弘志は「費用については、公費は出ていないということだけは確認できております」としたが、政治活動費は全くのブラックボックスで、その確認をする証明などできないはず。結局自民党は、東京地検にさえ捕まらなければ、政治的責任も道義的責任もあると言うものの、実態はないと考えているのだろう。高い倫理観も順法精神も持ち合わせない政治家を選んだ国民も、倫理観などないと思われる。梶山の対応でこの党が変わらないことがよく分かった。(K)※敬称略

<独自>自民党青年局近畿ブロック会議後の会合で過激ダンスショー 口移しでチップ渡す姿も 費用は党が支出 - 産経新聞(2024年3月8日)

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