外国人受け入れ「社会保障や教育の充実を」国と自治体 共生向け意見交換:群馬 - 東京新聞(2019年1月30日)

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/420290
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名護市内を散策すると、月桃の花があちこちで咲いている。花を見ながらそろそろ梅雨入りかと思い、早速、理容室に行った

▼天然パーマなので、湿度が高くなると髪の毛がくるくる巻いてくる。高校時代の雨の日は、必ず生活指導の先生に呼び止められ「パーマ落としてこいって言っただろ」と怒鳴られた

▼現在、天然パーマや生まれつき茶色い髪の証明をするために「地毛証明書」を提出させる高校も多い。保護者との面談や幼少時の写真提出を求める学校もあるようだ。人権やプライバシーの観点からもおかしい

▼大阪では、女子生徒が髪の黒染めを強要されて精神的被害を受けたとして訴訟に発展している。多様性を認め合う社会を目指す中で、生まれつきの個性が否定されることは、時代錯誤としか思えない

▼先日、浦添市内の中学校の校則に、「ツーブロック禁止」との記載があることに驚いた。髪の量が多い人やサイドが膨らむ人にお勧めなので、好んでこの髪形にすることがある。学校側は「奇抜な髪形」と禁止理由を説明するが、仕事でもプライベートでも「奇抜ですね」と言われたことは一度もない

▼一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得の総称は「ブラック校則」といわれる。理不尽な校則の強制は、子どもの尊厳を踏みにじるものでしかない。(吉川毅)