ツイッターで自身の白ブリーフ一丁姿を投稿していたことや、特定の訴訟の判決記事についてツイートしたことを理由に最高裁判所によって戒告処分とされたことなどから"白ブリーフ裁判官""ツイッター裁判官"と話題になった東京高等裁判所判事の岡口基一氏。
ブリーフ姿を投稿した理由を「裁判官だからって聖人君子のように上からものを言う人間ではないという意思表示をしたかった」と振り返る同氏だが、彼はこれまでに民事訴訟にまつわる数々の専門書を執筆し、それらは現職の弁護士や法曹界を志す受験生たちのバイブルとして親しまれてきた。
そして今回、初となる一般書『裁判官は劣化しているのか』を刊行。25年にわたって民事訴訟の現場に立ち続けてきたベテランは、今の裁判官に劣化を感じるという。その理由、そして自身のツイッター事件をめぐる現状についても聞いた。