新潮45休刊「組織ぐるみ擁護に怒り」新潮社前でデモ - 毎日新聞(2018年9月25日)

https://mainichi.jp/articles/20180926/k00/00m/040/117000c
http://archive.today/2018.09.25-143538/https://mainichi.jp/articles/20180926/k00/00m/040/117000c

休刊する月刊誌「新潮45」の今回の特集に抗議するデモが25日夜、東京都新宿区の新潮社前であった。デモには、性の多様性を象徴する「レインボーフラッグ」や「差別に抗議する」と書かれたプラカードを持った性的少数者(LGBTなど)や支援者ら100人を超える人が参加した。
元書店員の女性(25)は「(衆院議員の)杉田(水脈)氏や(文芸評論家の)小川(栄太郎)氏の文章はヘイトスピーチそのもので許せない。新潮社の本を書店員としてたくさん売ってきただけに、裏切られた気持ちだ。休刊ではなく即刻廃刊すべきではないか」と怒りをあらわにした。台湾出身で、三重県で大学教員をしている男性は「杉田氏一人の寄稿だけではなく、組織ぐるみで擁護をしたことに怒りを覚えた。新潮社は掲載内容のどこが間違っていたのか、きちんと説明すべきだ」と語気を強め、団体職員の女性(40)は「なぜ時代に逆行するようなことをしたのか」と首をかしげた。【山口敦雄、大原一城】