https://ryukyushimpo.jp/column/entry-764838.html
http://archive.today/2018.07.20-000817/https://ryukyushimpo.jp/column/entry-764838.html
米ニューヨークのタイムズスクエア。世界各地からの観光客でにぎわう街の真ん中にサッカーコートが現れた
▼サッカーを通じて貧困と闘い、地域に力を与えようと活動する非営利組織「ストリートサッカーUSA(SSUSA)」が主催するタイムズスクエアカップ。14日の大会には貧困地域に住む子どもたちやホームレスの人たち、賛同企業など全32チームが参加した
▼文化や金融など世界の最先端をいくニューヨークは格差が深刻な街。SSUSAは子どもたちやホームレスの人たちがサッカーを楽しめる居場所づくりと、教育や医療などの福祉サービスにつなぐ役割を果たす
▼ローレンス・カン代表は「支援してあげる、してもらう」関係に疑問を持ち、一つのボールを追い掛け、楽しみながら社会変革につなげる挑戦を続ける。大会は歓声があふれ、道行く人が応援した
▼那覇市の国際通りにも昨年12月、サッカーコートが現れ、スポーツを通じて社会の課題解決を目指す「さんかくエキスポ2017(第6回ダイモンカップ)」が行われた。ニューヨークを視察したダイモン代表の糸数温子さんは「思いと課題は世界共通」と語る
▼ダイモンカップが目指すのは「誰もが誰かのセーフティーネットであり続けられる社会」。楽しい時間を共に過ごせる寛容な社会こそが、お互いのゴールをアシストする。