小池都知事 築地移転延期の可能性示唆 - 毎日新聞(2016年8月26日)

http://mainichi.jp/articles/20160827/k00/00m/040/072000c
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東京都の小池百合子知事は、26日の定例記者会見で、11月7日に予定されている都中央卸売市場築地市場中央区)の豊洲市場江東区)への移転開場について「大きな疑問を持っている。日程的にお構いなしに決めてしまう対応はいかがなものか」と述べ、延期する可能性を示唆した。
豊洲市場東京ガスの工場跡地で、土壌や地下水から高濃度のベンゼンなどが検出された。都は2014年11月から2年間の予定で地下水のモニタリング調査を実施している。
採水は11月29日以降に終了し、年明けに結果が判明する予定だが、小池氏は結果が出る前の開場について「そのまま進めていいのかどうかも含めて、総合的に判断する」と述べた。都によると、この区域でモニタリング調査を実施する法的義務はない。
また小池氏は、都の事業や予算などを点検する「都政改革本部」を9月1日付で設置すると発表した。小池氏が本部長、副知事と局長などが本部員を務め同日に第1回会議を開く。会議はインターネット中継するという。
同本部特別顧問と特別参与には、これまでに選任した都顧問10人に加え、SBIホールディングス顧問の飯塚正史氏を充てるとした。【川畑さおり】