http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179267
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179267/2
「そこには、ニュースのニュアンスは記者のさじ加減で変わるといった内容の一文も出てきます。記者懇の目的は、推して知るべしでしょう。さらに西川本には、赤坂の居酒屋で記者たちと仲良く撮った写真まで載っている。その一方で、TPP反対運動の中核的な役割を果たしていた日本農業新聞については、社長の実名まで挙げ、厳しすぎるときもあるなどと暗に批判しています」(前出の野党議員)
これじゃあ懇親会じゃなくて接待、西川氏らと番記者が“ズブズブの仲”だと勘繰られても仕方があるまい。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏はこう憤る。
「勘繰りどころか、そのものズバリでしょう。西川氏本人も政府・与党もきちんと答えていない。野党が審議拒否したのは当然だと批判してしかるべきなのに、大マスコミは自分たちが安倍政権に取り込まれていることがバレるのを恐れて、肩を持っているだけです」
ダメだ、こりゃ。
関連サイト)
西川TPP暴露本について大手メディアが沈黙する理由 - 天木直人の公式ブログ(2016年4月13日)http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/04/13/post-4316/
なぜ、大手新聞、メディアから、西川暴露本についての批判的報道がなされないのか。
それは、その暴露本の中に、大手新聞、メディアにとって都合の悪い記述が書かれているからだという。
すなわち、メディアの連中が取材と称して夜な夜な西川氏らと接待まがいの懇親会を重ねていたことが書かれているというのだ。
西川氏らはTPP交渉に参加するたびに、自民党派遣団の滞在ホテルに番記者を数十人集め、連日連夜、遅くまで大宴会をしていたという。
宴会では質問タイムをつくって記事の書き方まで教えていたという。
帰り際には、免税店で大量に買い込んだウィスキーを持たせたという。
その暴露本には、「ニュースのニュアンスは記者のさじ加減で変わる」といった内容の一文もあるという。
ここまで、メディアと自民党はズブズブなのだ。
これではメディアが西川TPP暴露本に沈黙するはずだ。
TPPの追及には役に立たなくても、大手メディアが安倍政権に取り込まれている事の動かぬ証拠として、西川TPP暴露本の利用価値は大いにあるということである(了)