http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015080502000132.html
http://megalodon.jp/2015-0805-0919-38/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015080502000132.html
安全保障関連法案に「ノー」を突きつけるデモが四日、東京都内十カ所以上で実施され、「あきらめずに法案を廃案に」「安倍政権の不支持を広げよう」という声であふれた。
主催は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の主催。新宿駅前では百人以上が集まり、メンバーで福祉職員の菱山南帆子(なほこ)さん(26)は「廃案まで、あきらめないことがキーワード」と強調した。
この日、安倍晋三首相が国会で、米艦を集団的自衛権で守る想定を事実上、撤回したような発言をしたことに「法案の本質を隠して進めようとするから、ぼろが出続けている」とみる。
安倍首相に近い自民党の武藤貴也議員(36)がツイッター上で「『戦争に行きたくない』という主張は、利己的」とつぶやいたことに、批判も相次いだ。
渋谷区のヘルパー荒木啓一郎さん(37)は「国民の声を聞かないことこそ、利己的だ」と憤った。奈良市から来て、デモに加わった教員大谷陽子さん(47)も「自民党の本音が、どんどん出てくる。安倍首相も問題発言を止めようとせず、知らんぷりだ」とあきれる。