映画「カリフォルニア・ダウン」公開延期本当の理由は活断層の原発審査? - 佐藤秀の徒然幻視録(2015年6月3日)

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本来なら先週末に公開されている筈のドウェイン・ジョンソン主演の巨大地震を描く大型ディザスター・ムービー「カリフォルニア・ダウン」(原題:San Andreas)が本当にダウンしてしまった。1か月以上経っても無期限公開延期の理由はまだ何も告知されていない、という不思議な展開だ。巷では4月に発生したネパール大地震が理由という説もあるけれど、そんなワケないだろう。
本作は原題が“San Andreas”というカリフォルニア州を走る巨大活断層サンアンドレアス断層がずれ動くことがきっかけに巨大地震、さらには大津波が発生してディザスター大スペクタクルが展開される。このことから「配慮」したと推察されているが、それだけなら辻褄が合わない。4年前の東日本大震災のために直前に上映延期された「唐山大地震」は今年になってやっと公開されたばかり。2年前の巨大津波を扱った「インポッシブル」は問題なく公開されていた。何を今更という感じが否めない。本当の理由は別だろう。目下、北アメリカ以外では60か国が上映され、延期になったのは日本だけらしい。
その理由はスペクタクルシーンではなく、サンアンドレアス断層がずれ動くという映画のテーマそのものが「日本固有の問題」になったのではないか。

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今年になって活断層に絡み、廃炉させるかどうかの瀬戸際に立っている原発が複数あるということだ。
こんな映画上映されて活断層がずれ動く恐怖を日本人に刷り込まれたらたまらない、と○○村の人々が思ったとしたら・・・。最近、「官邸の圧力」など何かと話題だが、思っている以上にソフトな沈黙の言論・表現統制が蔓延り始めているのかも。