<証拠は誰のものか?>前田元検事が取り調べ可視化訴える-毎日新聞(2014年5月31日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140531-00000089-mai-soci
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証拠開示の在り方について、前田氏は「(検察が)捜査した結果に関し、どんな証拠をまとめるのか明文規定がない。捜査官に圧倒的な裁量があり、有利な証拠ばかり出すことになる。捜査で把握した事はすべて証拠として残すことを義務化すべきだ」と主張した。

また、自身が主任検事として関わった郵便不正事件の公判で、検察側証人が「言ってもいないことを検察官に調書に書かれた」として証言を変えたことを紹介。「証拠は接ぎ木のようにどんどん曲がっていく。取り調べを可視化すればそういう調べができなくなりクリアできる」とし、全面的な可視化の必要性を訴えた。