超党派議員「9条にノーベル賞を」 60人、選考委宛て陳情書-東京新聞(2014年5月23日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014052302000115.html
http://megalodon.jp/2014-0523-1043-57/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014052302000115.html

憲法九条が二〇一四年のノーベル平和賞候補として同賞委員会に受理されたのを受けて、超党派の国会議員有志が二十二日、東京都内のノルウェー大使館を訪れ、委員会宛てに受賞を陳情する文書を提出した。

菅直人元首相をはじめ、自民、民主、維新、共産、社民、生活、無所属の衆参議員六十人が賛同者に名を連ねた。提出後、国会内で記者会見した民主党田城郁(かおる)参院議員は「憲法九条が(解釈改憲の)危機にひんする今、ノーベル賞に選ばれれば、一定の問題提起ができるのではないか」と語った。

憲法九条のノーベル平和賞受賞を目指す動きは、神奈川県座間市の主婦の活動がきっかけ。市民による実行委員会が昨年発足し、推薦資格のある大学教授らの賛同とともに、約二万五千人分の署名をノーベル賞委員会に提出した。受賞者は十月に決まる。