72年見解 「容認」と曲解 集団的自衛権は禁止、結論-東京新聞(2014年5月23日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014052302000113.html
http://megalodon.jp/2014-0523-1029-20/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014052302000113.html

憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認を目指す安倍政権は、限定的に行使が認められると主張する根拠として「必要最小限度」の自衛の措置を説明した一九七二年の政府見解を持ち出している。しかし、七二年見解は、日本が武力攻撃された場合の自衛権を認め、集団的自衛権の行使を禁じると結論づけた。政権は「必要最小限度」に集団的自衛権の一部が含まれるとみなして、日本が武力攻撃されなくても武力を使えると解釈し、結論をひっくり返そうとしている。