秘密保護法 言わねばならないこと(16)市民から提言萎縮 地雷廃絶NGO理事 目加田説子氏-東京新聞(2014年3月9日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014030902000132.html
http://megalodon.jp/2014-0310-1115-32/www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014030902000132.html

そもそも、市民の側から政府に政策提言したり、政策転換を求める活動は、この国ではまだまだ定着していない。それがさらに萎縮してしまう。

また、第三者の立場で条約が守られているか監視するのも私たちの役割だ。例えば、日本政府は保有する地雷やクラスター弾を本当に廃棄しているか。廃棄状況の詳細が「特定秘密」扱いされ、公開されなくなれば国際社会の信頼を失う。

政府は「そんなことはない」と言うだろうが、それも分からない。何が「秘密」かも秘密で、知るすべはない。確かなことは変わるリスクが非常に高いということ。まだ遅くない。秘密保護法は廃止すべきだ。