http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062702000262.html
http://megalodon.jp/2013-0627-1510-46/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062702000262.html
そのときに思い出したのが、戦争を体験した父や母の世代が戦後の「軸」にしてきた憲法だった。退院後、会社に戻って本棚に手を伸ばし、「再び戦争の惨禍が起(おこ)ることのないやうに」などと書かれた前文に胸を打たれた。「戦争が終わり、平和を尊ぶ憲法を喜んだのでしょう」。戦後間もなく生まれた自分と同年代に、憲一や憲司など「憲」が付く名前が多いことにも合点がいったという。
世論調査で約四割が憲法を読んだことがないと知り、解説や解釈を加えない「読む気になってもらえる憲法の本」として「日本国憲法」を考案した。初版が出版された八二年四月は「戦後政治の総決算」を掲げる改憲論者の中曽根康弘次期首相が自民党内で台頭していた。ソフトカバー版の帯に「読んでから考えませんか」と印刷した島本さんは「改憲が現実味を帯びている今だからこそ、憲法を手に取ってほしい」と話している。
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