少年たちと向きあって 伊東武是さん(神戸家庭裁判所)

少年をほめる
しかしながら,少年審判の場で,被害者(あるいはその遺族)が,もしひたすら厳罰を求めて傍聴するとすれば,裁判官の少年への語りかけに影響が出ないであろうか。少年を叱り弾劾することが主となり,少年の善意指摘しほめることで更生の意欲を高めるという審判手法がとり難くなりはしないだろうか。処分も重き方向に流れないであろうか。つまるところ,少年の「健全育成」を理念とする少年審判の性格を大きく揺るがすことになりはしないだろうか。
http://www.j-j-n.com/opinion/s_syounentachi/shounen03_070401.html

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