少年法改正案 修正で3党合意-NHK(2008年5月29日)

http://www.nhk.or.jp/news/t10014893351000.html
http://s03.megalodon.jp/2008-0529-1239-54/www.nhk.or.jp/news/t10014893351000.html

自民・公明の両党と民主党の法務政策の担当者が会談し、今は非公開となっている少年審判を事件の被害者や遺族が傍聴できるようにする少年法の改正案について、民主党の主張に沿って傍聴できる条件を厳しくするよう修正することで合意しました。
政府が提出した少年法の改正案は「少年審判で加害者の少年の様子を知りたい」という事件の被害者や遺族の要望を踏まえて政府が国会に提出し、重大な事件の被害者や遺族に限って傍聴できるようにする内容となっています。この法案について、民主党は「少年の更生を妨げるおそれがある場合は傍聴を認めるべきではない」として、法案の修正を求めていました。このため、28日、自民・公明の両党と民主
党の法務政策の担当者が協議した結果、民主党の主張に沿って傍聴を認める条件を厳しくする修正を行うことで合意しました。具体的には、裁判所が傍聴を認めるかどうかを判断する際は少年に付き添う弁護士の意見を聞くことを義務づけ、少年が12歳未満の場合は傍聴を認めないとする内容となっています。3党は、今週中にも共同で修正案を衆議院法務委員会に提出する方針で、ほかの野党にも協力を呼びかけて今の国会での成立を目指すことにしています。