https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202112100000070.html
★読売新聞によると来年の通常国会は1月17日に召集、法は通常国会の会期を「150日間」と定めており、1月17日召集の場合、会期末は6月15日となる。それに従えば参院選挙の公示日は6月23日、7月10日投開票の線ではないかと記事は見通す。来年は参院選挙だ。国会の延長も避けるだろう。ところが既に各党は衆院選挙直後から参院選挙の態勢を固め始めている。
★ことに東京選挙区は改選6。6年前の自民2、民進（現・立憲民主）2、公明、共産各1の議席がどう推移するのか。衆院選挙前に動きを見せたものの、候補者擁立に至らなかった「上田新党」や「ファーストの会」が参院選挙では首都圏で擁立してくるのか。その場合、都知事・小池百合子は年内に辞職して参院選挙に備えるのか。また3年前の参院選挙で東京選挙区で議席を持った日本維新の会が衆院選挙の勢いを参院選挙にどう生かすのかなど興味は尽きない。
★一方、元首相・鳩山由紀夫はYouTubeの番組でれいわ新選組代表・山本太郎と対談。冗談めかして山本が鳩山に出馬を促すなど生臭い。背景には立憲民主党に人気が出ず、じり貧の野党の立て直しの準備が始まったのではないか。場合によっては立憲が割れることも想定して野党再編が進むかもしれない。その鳩山の息子は維新の会と接触報道などもあり、鳩山ブランド争奪戦の様相だ。自民党や立憲など現業政治の渦中にいるため、なかなか思い切った発言ができない。立憲は批判を恐れるということもあるだろう。両党をしり目に維新ははっきりした物言いで国民の期待を受け勢力を伸ばしているものの、最近はほころびも目立つ。今度は大阪市長・松井一郎を含む30人での宴会が発覚した。維新はまともな政治ブランドが欲しくなったのだろう。（K）※敬称略
