小学6年女児、教諭わいせつでPTSDに  両親が賠償提訴 千葉 - 毎日新聞(2019年1月31日)

https://mainichi.jp/articles/20190130/k00/00m/040/133000c
http://archive.today/2019.01.31-000807/https://mainichi.jp/articles/20190130/k00/00m/040/133000c

通っていた公立小学校の30代の男性教諭から胸を触られるなどのわいせつ行為を受け、心的外傷後ストレス障害PTSD)で通学できなくなったとして、千葉県内の小学6年の女児と両親が30日、県と自治体、教諭に約1000万円の損害賠償を求めて千葉地裁に提訴した。
訴状によると、女児は小学5年だった2018年2月以降、体育館のトイレ内で教諭に首の後ろから手を回されて体を触られたり、服の中に手を入れられて胸を触られたりするなどのわいせつ行為を繰り返し受けたとしている。その上で「学校内で教諭に長期かつ執拗(しつよう)にわいせつ行為を受け続けた。また、学校や教育委員会の(監督、調査などの)義務違反により、女児が学校に通えない期間が長期化し、学習権が侵害された」と主張している。
両親は提訴後に記者会見し、父親は「娘はごく普通の明るい子供だったが、全て奪われた。教師、学校、自治体、県教委は謝罪してほしい」と訴えた。
県教委は取材に「訴状を見てから今後の対応を検討する」、学校は「考え得る最善の対応を行った」としている。
県警は被害届を受けて強制わいせつ容疑で捜査している。【加藤昌平】