宮城 高1男子自殺 父親「担任から日常的に罵声」 - 毎日新聞(2018年10月31日)


https://mainichi.jp/articles/20181031/k00/00e/040/248000c
http://archive.today/2018.11.01-011233/https://mainichi.jp/articles/20181031/k00/00e/040/248000c

宮城県工業高校1年の男子生徒(15)が担任教諭から日常的に罵声を浴びせられたり、部活動を禁じられたりしたことを苦に今年8月、自宅で自殺したと、父親が31日記者会見して訴えた。父親は県教育委員会に、第三者委員会の調査を要望し、県教委は約束した。
父親によると、男子生徒は4月の入学直後から、担任の男性教諭に徹夜をしなければ終わらないほどの課題提出を求められていたという。だが、「これはリポートではない、やり直せ」と突き返されるなどし、6月ごろには部活動へ参加することも禁じられた。男子生徒は母親に「先生が俺にだけ強く当たる」と話していた。友人関係のトラブルやいじめは確認されておらず、遺書も見つかっていない。
父親は「担任に厳しくされた理由は分からない。担任は他の生徒の机を蹴ったりしており、私は軍隊のようなクラスだと感じていた。実情を調べてほしい。息子がどう思っていたのかを知りたい」と語った。
県教委の松本文弘教育次長は「事態の正確な把握に努めたい。第三者委員会の調査を約束する」と話した。同高の教頭は「要望書を確認してから対応を考えたい」としている。【本橋敦子、滝沢一誠】