http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055832251.html
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関西電力は、福井県にある大飯原子力発電所3号機について14日午後に原子炉を起動し、再稼働させると発表しました。
福井県にある大飯原発3、4号機は国の新しい規制基準に合格し、地元・福井県とおおい町が再稼働に同意したことから、原子力規制庁による最終検査が行われています。
その結果、関西電力は大飯原発3号機について、問題がなければ、午後5時ごろに制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、再稼働させると発表しました。
そして約10時間後の15日午前3時ごろ、核分裂反応が連続する「臨界」の状態になり、今月16日の午後5時ごろに発電と送電を始め、4月上旬に営業運転に入る計画です。
大飯原発3号機が稼働するのは平成25年9月以来4年半ぶりです。
一方、大飯原発3、4号機をめぐっては4年前、福井地方裁判所が「地震の揺れの想定が楽観的だ」などとして再稼働を認めない判決を言い渡し、去年11月に2審の名古屋高等裁判所金沢支部での審理を終えていて、今後の裁判所の判断が注目されます。
福島第一原発の事故のあと、新しい規制基準のもとではこれまでに▼鹿児島県の川内原発の2基と▼愛媛県の伊方原発の1基、それに▼福井県の高浜原発の2基のあわせて3原発5基が再稼働し、大飯原発3号機が再稼働すると6基目となります。
また大飯原発4号機についても、関西電力は5月中旬に再稼働させる計画です。