森友文書改ざん 麻生氏、頭下げぬ謝罪 調査「捜査後に」 - 毎日新聞(2018年3月12日)

https://mainichi.jp/articles/20180313/k00/00m/040/112000c
http://archive.today/2018.03.12-165317/https://mainichi.jp/articles/20180313/k00/00m/040/112000c

誰が、どのように決めたのか−−。学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却を巡り、財務省が契約に関する決裁文書を改ざんし、安倍晋三首相の妻昭恵氏に関する記述などを削除していたことが12日、明らかになった。調査結果は公表されたものの、問題の核心について財務省のトップは言葉を尽くさず、真相解明を求める人たちは憤りの声を上げた。
麻生太郎財務相は午後2時5分ごろ、財務省1階のエレベーターホールで待ち受けていた約100人の報道陣の取材に応じた。「極めてゆゆしきことで誠に遺憾。深くおわび申し上げる」。書面に目を落としながら謝罪はしたものの、頭を下げることはなかった。
安倍晋三首相の妻昭恵氏の名前が文書から削除された理由を聞かれると「他の政治家の名もある資料で全員を書き換えたのでは」と返し、首相や昭恵氏を守るために削除したとの見方を「全然関係ない」と否定した。「政治家や政府へのそんたくが働いたと考えるか」との問いかけには「考えないです」とだけ答えた。
また、改ざんに至るまでの詳細な調査については「捜査が終わった段階でなければ進められない」と突き放した。用意された書面には、言い間違えのないよう「捜査(そうさ)」「調査(ちょうさ)」と読み仮名が記されていた。
取材中ほとんど表情を変えなかった麻生氏だが、「(1社で)5問も6問も質問しないでくれねえかな」といら立ちをにじませ、記者の質問をさえぎる場面も。わずか15分で打ち切った。
これに対し、学園との交渉記録開示を求める裁判を起こした上脇博之・神戸学院大教授は「『私や妻が関わっていたら総理大臣をやめる』と述べた安倍首相の答弁が引き金になったのでは。そんたくのレベルを超えている」と憤る。真相を解明するには「昭恵氏や佐川氏らの証人喚問が必要だ」と訴えた。
東京・永田町の首相官邸前では内閣総辞職を求める人たちが集まり「うそをつくな」「国民をなめるな」と怒りの声を上げた。親子で参加したさいたま市の女性会社員(51)は「このままうやむやにしたら日本が駄目になる」。高校2年生の長女(17)は「本当のことを言わずにごまかしてばかり。納得がいかない」と語った。【渡辺暢、岡村崇、円谷美晶】

以下、書き換え前後対比。43頁 森友学園の概要で『日本会議・・』などとともに、政治家が来ていることが書かれている。
毎日新聞サイト)
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朝日新聞サイト)
http://www.asahicom.jp/news/esi/ichikijiatesi/moritomo-list/20180312/5.pdf