小泉元首相 青森で脱原発訴え「大間30年後も完成せず」 - 毎日新聞(2017年11月2日)


https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00e/010/222000c
http://archive.is/2017.11.02-014634/https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00e/010/222000c

小泉純一郎元首相は1日、青森市内のホテルで「日本の歩むべき道」と題して講演し、Jパワー(電源開発)が大間町に建設中の大間原発について「とっくに完成していなければならないが、あと20年、30年たってもできない」と語り、脱原発を訴えた。
講演会は県保険医協会が主催し、約500人が参加した。首相在任中は原発推進の立場だった小泉氏は「福島第1原発の事故が起きた後、コストが安くクリーンで安全という原発のウソを見抜けなかった自分が悔しかった」と回顧。東日本大震災後は国内の原発の多くが稼働していないことから、「原発ゼロでもやっていけることを事実が証明している。日本はどんなピンチでもチャンスに変えてきた」などと述べ、自然エネルギーの拡大に注力すべきだとの考えを示した。【一宮俊介】