休日の昼 一緒におやつ 荒川区に子ども食堂:東京 - 東京新聞(2017年8月25日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201708/CK2017082502000173.html
https://megalodon.jp/2017-0825-0927-46/www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201708/CK2017082502000173.html

給食のない休日の昼に子どもたちの居場所をつくろうと、荒川区西尾久4に今月「おやつ食堂・ふらっと」がオープンした。地域の子どもたちに安価で食事を提供する「子ども食堂」の一つ。こども食堂ネットワーク事務局(渋谷区)によると、おやつの時間をメインに開設される子ども食堂は全国的にも珍しいという。 (中村真暁)
五人のボランティアが第二、四日曜の午後一時半から三時間、手作りパンとスープなどを提供する。宿題を手伝ってもらったり、裁縫やアクセサリー作りを楽しんだりできる。参加費は子ども百円、大人三百円。
場所は、代表の八百(やお)和子さん(68)が経営するバレエスタジオ。八百さんはこれまでも、バレエ教室の合間に高齢者向けサロンに場所を提供。一昨年からは孤立しがちな母親と乳幼児向けの子育てサロンを始めた。
おやつ食堂をつくったのは、給食がない夏休みにやせてしまう子どもがいる−と報道で知ったからだ。子ども食堂を手伝ってみると、子どもたちが生き生きしているのを実感。「こんな場所を」と決意した。
今月十三日に初めて開設した。八百さんは「子ども食堂は平日や夜が多いが、休日を一人でさみしく過ごす子どもたちもいるかもしれない。そんな子どもの居場所を少しでも増やしたい」と話している。
次回は二十七日。ふらっとは、JR尾久駅から徒歩約十分で、明治通りの荒川七中入口交差点そば。手伝ってくれるボランティアも募集している。連絡は、ふらっと=電090(2419)1021=へ。