改憲2020年施行 首相発言に船田氏不快感 「野党の反発招く」 - 東京新聞(2017年5月8日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201705/CK2017050802000045.html
http://megalodon.jp/2017-0508-1819-58/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201705/CK2017050802000045.html

自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は八日に配信したメールマガジンで、憲法九条を改憲して二〇二〇年施行を目指すとした安倍晋三首相の発言に不快感を示した。「国会での議論の行く末や期間を行政の長が規定することにつながりかねず、野党の反発を招くのは必至だ」と訴えた。
首相の対応に関し「改憲論議がなかなか進まないことに焦りを覚えたのではないかと推察する」とした上で、今回の発言で「民進党がかたくなになり、(衆参両院の)憲法審査会の現場で困難な交渉を余儀なくされるのではないか」と懸念を表明。「首相はもう少し慎重であっていただきたかった」と記した。
同時に「一回目の憲法改正国民投票で否決されれば、改憲論議が止まってしまう」と強調。「改憲内容は別として、良い意味で与野党に刺激を与え、議論が前進してほしい」と結んだ。