http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51235
安倍総理の熱烈な支持者や、親しい友人になれば、どんなムチャな要望も通ってしまうのか―国民の間に今、そんな疑いが広がっている。新たに疑惑が浮上したのは、誰あろう総理の「親友」だ。
アッキーとも仲がいい
田んぼの中に民家とため池が点在する、淡路島南部ののどかな町、兵庫県南あわじ市。郊外の小高い丘を登ってゆくと、ガラス張りの建物が突如現れる。門扉には何も書かれていないが、何かの銘板が外された痕がある。
建物に目を凝らすと、壁面に溶け込むような目立たない白い文字で、こう書かれていた。
〈吉備国際大学〉
この物件こそ、安倍総理の「親友」、加計孝太郎氏がトップを務める学校法人加計学園グループが、他の民間業者を差し置いて、'12年に「タダ」で建物ごと手に入れたもの。詳細は後述するが、土地・建物をあわせた評価額は30億円近い。森友学園の8億円引きとはケタがひとつ違う――。
次々と新たな疑惑が噴出し、第一報から1ヵ月が経っても鎮火しそうにない、森友学園スキャンダル。関与を疑われた安倍総理は、野党の追及に対し「私がかかわっているかのような印象操作はやめろ」の一点張りで、苦しい弁明を続けている。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51235?page=3
「教育のため」という大義があれば、そうそう他人から疑われることはない。しかし、仮に加計氏や加計氏の姉が森友学園と同様、文句の付けづらいこの大義を利用して、自らの利益のために動いているのだとすれば、教育者としてきわめてレベルの低い行為だと言わざるを得ない。下に掲載した写真をご覧いただきたい。
以前、昭恵夫人は加計グループの学校を訪れたことがある。'13年11月15日、系列校の倉敷芸術科学大学の式典に出席した時の様子がこの写真だ。昭恵夫人の右に立っているのが、加計氏その人。