初の「18歳選挙」うきは市長選 10代投票率は38.38% - 東京新聞(2016年7月5日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201607/CK2016070502000129.html
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全国初の「18歳選挙」となった3日の福岡県うきは市長選で、市選挙管理委員会は4日、18、19歳の投票率が38.38%だったと発表した。全体の投票率56.10%を17.72ポイント下回った。特別授業などを通じた啓発活動で現役の高校生らは積極的に一票を投じたものの、若者全体の関心は高まらなかったとみられる。
過去の国政選挙では二十代の投票率水準の低さが目立ち、終盤戦に入った参院選(十日投開票)でも十代を含む若者の低投票率が懸念される。
うきは市選管によると、市長選当日の有権者は二万五千六百二十六人で十八、十九歳は2%に当たる五百八十一人。このうち、期日前などを含む投票者は二百二十三人で、男性は百十四人(投票率39・18%)、女性は百九人(同37・59%)だった。
再選された高木典雄市長(64)は「できれば新有権者全てに投票してほしいと訴えた身としてじくじたる思い。若者の社会参画への意識向上に取り組む」とのコメントを発表した。
三日の選挙では制服姿の高校生らが投票所に足を運んだが「自分が一票入れたら、何かが変わるわけではない。投票所に行くのも面倒」(十九歳の男性会社員)といった声も聞かれた。
市選管は十代の投票率を五日に公表予定だったが、集計が早く進んだ。