高校生徒会が全国大会 模擬選挙など議論 - 東京新聞(2016年4月2日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/CK2016040202000128.html
http://megalodon.jp/2016-0402-0911-08/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/CK2016040202000128.html

生徒会で活動する高校生らが三月三十日から四月一日までの三日間、国会内で「全国高校生徒会大会」を開いた。全国から六十六校、百三十七人が参加、生徒会の経験者や有識者を交え、生徒会活動の活性化について議論した。生徒らは、東日本大震災の被災地との交流、地域活性化、模擬選挙、生徒会のあり方などテーマごとに話し合った。
模擬選挙班では、模擬選挙を実施している高校でも多くは教員が授業の中で取り上げる「上から」の形式で、生徒の自主性が育ちにくい点を問題視。生徒会が教員らと一緒になって資料集めや準備をすることで、生徒の関心を引き出すべきだとの結論をまとめた。
大会実行委員長を務めた広尾学園高(東京都)三年の須田隆太朗さん(17)は閉会式で「この場で熱く語ったことを学校に戻って広げてほしい」と呼び掛けた。模擬選挙班議長の桐光学園高(神奈川県)三年、藤永菜月さん(17)は「有識者や大学生から普段は聞けない政治の話を聞けて良かった」と話した。 (安藤美由紀)