日本ハム球団広告にアイヌ協会「人権への配慮ない」 - 朝日新聞(2015年11月9日)

http://www.asahi.com/articles/ASHC92V8FHC9IIPE004.html
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新千歳空港(北海道千歳市)に掲げられたプロ野球北海道日本ハムファイターズの巨大広告の「北海道は、開拓者の大地だ」との文言について、北海道アイヌ協会(札幌市)が「配慮が足りず遺憾だ」と球団に申し入れた。球団は9日、「配慮に欠けたことはおわびすべきだとの理由から、速やかに取り下げる判断に至った」として、9日中に広告を撤去すると発表した。

北海道を中心に先住していたアイヌ民族は、明治以降に北海道開拓が本格化したことで、先住の土地を追われるなどした歴史がある。協会の阿部一司副理事長は「歴史や国際的な動きをもっと勉強してほしい。人権への配慮がなく、まだわかってもらえないのかと情けなくなった」と話した。