福島訪問の規制委田中氏「勉強しなさい」 - 河北新報(2015年10月24日)

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151024_61064.html
http://megalodon.jp/2015-1024-1555-44/www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151024_61064.html

原子力規制委員会の田中俊一委員長は23日、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県内の自治体訪問を終えた。幹部との懇談が目的だったが、帰還策をめぐって「勉強しなさい」と高飛車ともとれる発言が出るなど、現地との温度差が際立つシーンもあった。

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問題の発言があったのは22日に訪れた南相馬市桜井勝延市長が「住民帰還に向け、安全と言える年間被ばく線量を示してほしい」と要請した場面だった。同席した市幹部が補足している途中、田中氏は「若いのだから勉強しなさい」と幹部の発言を遮った。
市幹部は国際放射線防護委員会の基準などを念頭に市の考え方を説明しようとしていたとみられ、発言趣旨に明確な事実誤認はなかった。

国際放射線防護委員会の基準値
平時の自然放射線は除くもので、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告である平常時の安全基準値、1mSv/年末満

ついに提訴へ!南相馬地点解除訴訟(20ミリ撤回訴訟)を応援しよう - FoEJapan(2015年4月16日)
http://www.foejapan.org/energy/action/150416.html

南相馬・避難 20 ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会
http://www.foejapan.org/energy/action/pdf/mnm_yobikake.pdf
ICRP など国際的な勧告では、公衆の被ばく限度は年1ミリシーベルトとされ、日本の法令もこれを取り入れてきました。訓練された職業人しか立ち入りのできない放射線管理区域も3ヶ月で 1.3 ミリシーベルトです(年に換算すると 5.2 ミリシーベルト)。避難指示および解除の基準の年 20 ミリシーベルトはあまりに高い基準です。