「吉田調書」公開を「愚かだ」と批判 原発事故調元委員長の発言は正論なのか-jcast_news(2015年1月29日)

http://www.j-cast.com/2015/01/29226606.html?p=all
http://megalodon.jp/2015-0130-1623-53/www.j-cast.com/2015/01/29226606.html?p=all

原発事故の「吉田調書」を政府が公開したことについて、政府の事故調査・検証委員会元委員長が「愚かだ」と批判したことが、波紋を呼んでいる。
「吉田調書」については、朝日新聞が2014年5月20日にその内容を大きく報じ、福島第1原発の故・吉田昌郎元所長が事故調に話した生々しい内容がクローズアップされた。
今回これを批判したのは、政府事故調の元委員長で東大名誉教授の畑村洋太郎氏だ。
畑村氏は、15年1月28日に開かれた内閣府原子力委員会の会合に出席し、その中で、調書公開について「委員長の方針として封印したのに、不思議なことが起きて公開された。考え方がとても愚か」と述べた。

「吉田調書」公開は「愚か」…畑村氏が政府批判-読売新聞(2015年1月29日)

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150128-OYT1T50123.html?from=tw
http://megalodon.jp/2015-0130-1629-29/www.yomiuri.co.jp/national/20150128-OYT1T50123.html?from=tw

吉田調書の公開当時、事故調の元委員からも賛否両論が出ていた。
毎日新聞の報道によると、ある元委員は、「原発事故の検証と今後の事故対策を考える上で社会にとって有益だ」と理解を示した。また、別の元委員は、「非公表を前提で聴いたものを公表すると、今後同じような組織ができた時に協力を得られず、真実を追求しにくくなる」と懸念を示した。