大阪地検:冤罪で受刑者を釈放…被害者証言翻す-毎日新聞(2014年11月18日)

http://mainichi.jp/select/news/20141119k0000m040002000c.html
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大阪地検は18日、強姦(ごうかん)・強制わいせつ事件で懲役12年が確定し服役中の男性について、「無罪の可能性が高い」として、刑の執行を停止し釈放した。再審請求を受けて再捜査したところ、事件の被害者、目撃者とされた人が供述を翻し、男性の関与を否定したという。男性は3年半服役した。

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有罪の決め手となったのは、被害を訴えて告訴した女性、事件を目撃したとする人物の供述とされる。しかし、再審請求後に地検が女性ら2人に事情を聴いたところ、捜査・公判段階の供述を翻し、実際は被害を受けておらず、目撃もしていないと説明したという。この新供述を裏付ける客観的な証拠も地検は確認したとしている。

地検は男性の要望やプライバシーを理由に、事件の詳細や2人の虚偽供述の経緯は明らかにしていない。