闇の文書・捜査報告書のあり方を問う(江川 紹子さん) - Y!ニュース(2013年8月12日)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130812-00027213/

新たな告発の中身
今回の告発は、平成22(2010)年1月13日に石川知裕・前衆院議員に対する任意の取り調べを行った田代検事(当時)が、石川氏には自殺のおそれを伺わせる状況はなかったのに、上司で同事件担当副部長だった木村匡良検事(現・名古屋高検検事)の指示で、「小沢先生に申し訳なくて生きていけない」と述べるなど、自殺のおそれをうかがわせる言動があったとする虚偽の捜査報告書を作成した、というもの。この捜査報告書は、石川氏の逮捕状を請求する際の疎明資料として東京地裁に提出され、実際に石川氏は逮捕された。つまり、検察は、裁判所をウソの捜査報告書でだまして、逮捕状を手に入れた、ということだ。
健全な法治国家のために声をあげる市民の会(八木啓代代表)は、「通常国会の開会が迫り、そうすれば議員の不逮捕特権によって逮捕が困難だったため、検察は何が何でも国会が開会される1月18日以前に逮捕したくて、このような犯罪を行った」と指摘。同議員の国会での活動を妨害する重大な犯罪だとしている。

この事実は、前田恒彦大阪地検特捜部元検事がYahoo!ニュース(マスコミが報じない陸山会・虚偽報告書事件の背景とは 前田恒彦-2013年7月7日)に書いた記事で明かしたもの。