なぜ裁判所はリークの存在すら認められないのか -ビデオニュース・ドットコム(2013年04月13日)

http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002730.php

郵便不正事件で無罪となった村木厚子さんが、大阪地検のリークによる報道記事で名誉を傷つけられたとして、国に損害賠償を求めていた裁判の控訴審で、東京高裁は10日、控訴棄却の判決を下した。

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原優裁判長は、「情報漏洩をしたと目される大阪地検の職員が特定されておらず、当該職員が情報を漏洩した時期、態様、及び目的等について具体的な事実を認定するに足りる的確な証拠がない」として、メディアにリークをしたのが大阪地検の職員であったことは証明されていないとの立場を取った。

しかし、そもそもリークをした人物の個人名と場所、そしてその目的などが明らかにされなければ、捜査情報の漏洩という違法行為を裁けないなどというのは、あまりに理不尽ではないか。