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安倍晋三首相は3月28日夜、首相官邸で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大に対する現状認識や経済対策に対する考え方について語った。
経済対策の一環としては現金による給付を行う考えを示したが、その対象としては、「当面のキャッシュがない人」に限定する意向を示唆した。
また、感染の拡大状況については、「ギリギリ持ちこたえているが、瀬戸際の状況が続いている」と語り、現状は緊急事態宣言を発令すべき状況には至っていないとの認識を示した。
また会見の最後に、7年前の安倍政権発足以来、総理会見に通い続けながら一度も質問の機会を与えられてこなかったビデオニュース・ドットコムの神保哲生が、政権発足後初めて長谷川栄一内閣広報官から指名を受け質問の機会を得た。神保は他国で軒並み感染爆発が起きる中、検査件数が極端に少ないためデータの裏付けが必ずしも十分とは言えない日本が、「ギリギリ持ちこたえている」と首相が考えられる根拠は何かを質したが、首相からは「湖北省からの入国制限が他国に比べて比較的早かったから」以上の解答を得ることはできなかった。
その一方で、同じ質問に対し首相は、周囲から検査件数の少なさを指摘されることが多いため、毎日のように厚労省に検査件数を増やすよう働きかけていると語り、首相自身も日本の検査件数が他国と比べて極端に少ないことには問題意識を持っていることを認めている。
記者を35年やってきて、記者会見で質問できたというだけでこんなに祝福されると、嬉しいのやら情けないのやらですわ。
— 神保哲生 (@tjimbo) March 28, 2020
2020年03月28日首相会見、江川紹子さんの質問部分より。
— OKAMOTO (@Tomochika_wsd) March 28, 2020
「税金でそれを補償するということは、なかなか、難しい、のでありますが、ではその、そうではない補償の仕方がないか、ということを今、考えているところで、ございます。」
生活保障のために税金をつかうことを徹底的に避けたい日本国政府。 pic.twitter.com/zBhOZVdDSe