https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020012700010.html?page=3
はっきり言おう。
消費税とは小さな商売を、すなわち生業(なりわい)を潰すための税制だ。効率が悪い、生産性が低いと見なされる事業が一掃され、国民生活が巨大資本の論理とヒエラルキーの下に統合・統制されていくことを政府は望んでいる。抵抗する者が生きていける余地は極端に狭い。そして、その“ビジョン”は着実に実現しつつある。
中小零細事業の倒産や転廃業の増加は、社会的弱者の不幸は、つまり、政府にとっては成功なのだ。だからこそ、安倍首相は施政方針演説で消費税増税の成否を語ることができない。