https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100101083&g=soc
http://archive.today/2018.10.02-133954/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100101083&g=soc
東京電力は1日、福島第1原発事故で発生した放射能汚染水のうち、浄化装置を通した水の約8割に当たる約75万トンに、環境中に出す場合の基準値を超える放射性物質が含まれていたことを資源エネルギー庁の小委員会に報告し、改めて浄化する方針を説明した。
小委は、浄化装置で取り除けないトリチウムを含む水の処分方法や、風評被害対策を検討している。基準値を超える水については一部報道が先行し、8月の公聴会で「トリチウム以外は除かれているという議論の前提が崩れた」などの意見が参加者から相次いでいた。
1日の会合では、委員からも「今回のような説明をなぜ今までしなかったか」といった質問が出た。東電幹部は「われわれと委員や国民で、意識や関心度にずれがあった。反省材料としたい」と釈明。小委の山本一良委員長は、再浄化が議論の前提になるとして、「しっかり取り組んでほしい」と求めた。