柳瀬氏喚問、与党が拒否=野党反発、追及緩めず−加計問題 - 時事ドットコム(2018年5月15日)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051500951&g=pol
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学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題をめぐり、立憲民主党は15日、自民党に対し、柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問と中村時広愛媛県知事参考人招致を主要5野党の総意として要求した。
自民党はこれを拒否した。与党は先の柳瀬氏の参考人招致などで「区切りが付いた」として幕引きを図る考え。こうした姿勢に野党は強く反発しており、疑惑追及を続ける方針だ。
立憲など5野党は15日、国対委員長会談を開き、柳瀬氏と中村知事の説明に食い違いがあることから、両氏を含む関係者の国会招致を求めていくことを確認。この後、立憲の辻元清美国対委員長自民党森山裕国対委員長と国会内で会い、直接申し入れたが、森山氏は応じなかった。森山氏は中村知事について「当事者ではない。絶対に呼ばない」と断言した。
柳瀬氏は10日の参考人招致で、2015年に学園関係者と3回面会したと認める一方、愛媛県職員らの同席については曖昧にし、県文書に記録されていた「首相案件」発言を否定した。これに対し、中村知事は柳瀬氏の名刺を公開して県職員の出席を主張。「首相案件」との趣旨の発言もあったと強調している。辻元氏は15日、記者団に「白黒はっきりつけないといけない」と語った。