加計学園問題「ないと説明の文書 残されていた」愛媛県調査 - NHK(2018年4月9日)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180409/k10011396771000.html

公文書の管理の在り方が問題となる中、愛媛県がこれまでないと説明してきた学校法人「加計学園」の獣医学部新設に関連する文書が残されていることがわかったとして、県は詳しい事実関係について調査していることがわかりました。

公文書をめぐっては、森友学園についての財務省の決裁文書が改ざんされたり、保存されていないとされてきた自衛隊イラク派遣の日報が相次いで見つかったりするなど管理の在り方が問題となっています。

こうした中、愛媛県がこれまでないと説明してきた学校法人「加計学園」の獣医学部新設に関連する文書が残されていることがわかったとして、県は詳しい事実関係について調査していることがわかりました。

文書には愛媛県獣医学部が新設された今治市、それに学園の関係者が、国家戦略特区に提案する2か月前の平成27年4月2日に官邸と内閣府を訪れた際、一行が面会した幹部らの名前とともに具体的なやり取りが記されているということです。

この文書は国家戦略特区の説明資料として愛媛県内閣府文部科学省、それに農林水産省に配ったということです。

この文書について県は去年7月、市民団体の情報公開に対して「存在しない」と回答していました。

愛媛県はNHKの取材に対し「文書の管理について県民から疑念が持たれないよう対応したいと考えている」と話しています。