生徒44人の頭髪切る 水橋高教員6人 - 北日本新聞(2018年2月9日)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00095990-kitanihon-l16
http://archive.today/2018.02.09-023155/https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00095990-kitanihon-l16

水橋高校富山市水橋中村、中田靖弘校長、全校生徒477人)で本年度、生徒の頭髪などの検査の際、校則の基準を満たすように教員6人が生徒44人の頭髪を切っていたことが8日、分かった。教員からの聞き取り調査では生徒の了解はあったとしているが、中田校長は北日本新聞の取材に対し「あってはならない指導だった」と答えた。
同校は月に1回、「服装指導」として生徒の服装や頭髪の検査を実施している。頭髪に関する校則は、男女とも前髪は眉が見える程度の長さとし、男子はもみあげが耳の中間まで、側頭部は耳に掛からない長さに保つなどとしている。
外部からの指摘を受け、同校が今月に全教員に聞き取り調査したところ、基準に満たない生徒の頭髪をはさみで切ったことがあると6人が答えた。生徒には校則を守るように繰り返し指導しており、守られていない場合は生徒の同意を得た上で切ったという。頭髪を切られた生徒は男女ともいる。
中田校長は「管理職として事実を把握していなかったことを深く反省している。生徒や保護者に申し訳ない」と陳謝。県教委教職員課は「行き過ぎた指導で、誠に遺憾だ。今後、適切に対応したい」としている。