関電の使用済み核燃料、むつ市「受け入れられない」 - 朝日新聞(2018年1月8日)

https://www.asahi.com/articles/ASL176SJCL17UBNB009.html
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関西電力が自社原発の使用済み核燃料を、青森県むつ市にある一時保管のための「中間貯蔵施設」に移す方向で検討していることについて、同市の宮下宗一郎市長は7日、緊急の記者会見を開き、「到底受け入れられない」との認識を示した。
中間貯蔵施設は、東京電力日本原子力発電が同市と県を交えた4者で結んだ協定で、両社が一時保管する使用済み核燃料を最長50年貯蔵できるとしている。
宮下市長は地元自治体として「何も聞いていない」としたうえで、「関電が入る仕組みは全く想定していない。地域の気持ちを無視したやり方」と語った。報道を受け、市が県に確認したところ、「そういう事実はない」との回答だったという。
施設を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS、むつ市)は朝日新聞の取材に「(関電の燃料搬入は)一切考えていない」としている。(林義則)