川崎市子ども会議が課題指摘 市長「市政に反映頑張る」:神奈川 - 東京新聞(2017年3月29日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201703/CK2017032902000172.html
http://archive.is/2017.03.29-001358/http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201703/CK2017032902000172.html

川崎市子ども会議で二〇一六年度の委員を務めた子どもたちが二十八日、市役所を訪れ、福田紀彦市長に活動報告を行った。 (小形佳奈)
会議は、市子どもの権利に関する条例に基づき開かれており、十五期目となる本年度の委員は小学四年から高校二年の十三人。子どもたちは「たばこの分煙についての研究」「エコキャップの回収活動」「行政区子ども会議との連携」の三テーマで活動をしてきた。
テーマに据えて四年目となるたばこに関しては、夏休み中に川崎、武蔵小杉、武蔵溝ノ口、登戸、新百合ケ丘の各駅前にある喫煙所の利用者と、付近を通る歩行者合わせて五百五十人にアンケートをした。
高校二年井原沙羅さん(17)が、アンケートをまとめた表を示しながら「登戸駅は吸う人にとっても吸わない人にとっても臭いがなく、きれいな喫煙所だが、武蔵溝ノ口駅はどちらにとっても臭いがあり汚い喫煙所だということが分かった」と発表。登戸駅の特長を生かして、他の喫煙所を改善してほしいと提言した。
また、同亀井絵梨香さん(17)は、次年度の活動テーマを、「たばこ−」に替えて「川崎市を知る」にすると報告。「旅先で川崎から来たと言うと、『あの工業の』と言われる」と明かし、「川崎の強みを知り、広報したい」と語った。
報告を受けた福田市長は「いい形で皆さんの声が市政に反映できるよう頑張る」と答えた。