小池知事 都立広尾病院移転計画いったん白紙に - NHKニュース(2016年12月25日)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161225/k10010819251000.html
http://archive.is/2016.12.25-031104/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161225/k10010819251000.html

東京都の小池知事は、東京・渋谷区の都立広尾病院を去年閉館した国立児童館「こどもの城」の跡地に移転し、大規模な災害などの際の医療拠点として整備する計画について、「いったん白紙ということで、何が本当に必要なのか検討を続けていく」と述べ、計画をいったん見直し、有識者による検討会で議論を進める考えを示しました。
昭和55年に開設された都立広尾病院は老朽化が進んだことから、舛添前知事が、去年閉館した国立児童館「こどもの城」の跡地に移転し、平成35年度をめどに大規模な災害やテロの際の医療拠点として整備する計画を決め、都は今年度の予算に国から土地を取得するため、およそ370億円を盛り込んでいます。

これについて小池知事は都内で記者団に対し、「『こどもの城』の跡地は、広さも位置も非常に価値があり、これまでの検討の中で土地の価格がさらに上がっている」と述べました。

そのうえで、「基本的にいったん白紙ということで、何が本当に必要なのか検討を続けていく。いろんな判断が必要になる」と述べ、計画をいったん見直し、ことし8月から医療拠点の整備の在り方を検討している有識者による検討会で議論を進める考えを示しました。