「戦争は人が止められる」 新宿で「ママの会」60人が訴え - 東京新聞(2016年5月6日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016050602000044.html
http://megalodon.jp/2016-0507-1038-07/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016050602000044.html

安全保障関連法に反対する「ママの会」が五日、東京・新宿駅西口で街頭活動を行った。北海道から沖縄まで、全国のママの会のメンバー約六十人が集まり、「戦争させない。誰の子どもも殺させない」と訴えた。
北海道から参加した椙木(すぎき)晃子さん(41)は「北海道の自衛隊員は南スーダンに派遣される。一方で地震被害のあった熊本にも出動している。命を救う自衛隊員であってほしい」と訴えた。さらに「安保法制は憲法違反。知ること、知らせることから始めて、安心して暮らせる社会をつくろう」と呼び掛けた。
「いま戦争の足音が聞こえてきている」と危機感を訴えたのは埼玉県の会の佐藤裕子さん(36)。「地震と違って、戦争と原発は人が止めることができる」と述べた。沖縄県のママの会の与那覇沙姫(よなはさき)さん(31)は戦後、米軍基地に苦しめられてきた沖縄の歴史を語り「過去と現在を切り離さないで」と訴えた。